[中国旅行3] 天安門広場の戦い
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中国 北京 天安門から眺める天安門広場 (2011/9/19)

(1989年の)学生運動は、一般の人々も参加した一大大衆運動に発展しました
天安門広場とその周辺の道路は、人の波で埋まったのです
整列すれば50万人、詰めれば100万人は収容できるという天安門広場が一杯になりました

この様子を取材した日本の新聞記者は、次のように書いています

「どの顔も開放感と喜びにあふれていた
カメラを向けても、悪びれずに手を振る
烏合の衆でもないし、向こう見ずにも見えなかった
一瞬、めまいがした
中国でこういう光景を目にすることがあるなんて、少し前まで想像も出来なかったからだ
この国では、少し人が集まれば公安がやってきて解散させた
ビラでも貼ろうものなら、すぐに拘束された
そんな国で、こんなに多くの住民が勝手に広場に集まり、何も恐れることなく、自分の意見を自由に話す日が来るなんて、信じられなかった」

(池上彰「そうだったのか!中国」)

( ´~`)ノハーイ
前回の続きです
(o゜~゜)oホエ?
冷戦が終わる気配を見せ
世界が民主化の流れに動いていた1989年
中国の首都・北京でも
民主化を求める学生運動が起き
それは一般の人々をも巻き込んだ市民革命へと発展します
(*゜ロ゜)ノ
その国民の反乱に対し
当初は様子を見ていた
一党独裁政権の共産党は
もはや許容できないところまできたと判断し
戒厳令を発して
全国の軍の部隊を北京へと集結させます
(゜ロ゜)ギョエ!!
武力弾圧の準備です
(´~`)アァー
それに脅えて広場から立ち去る人がいる一方で
徹底抗戦を主張する学生運動のリーダーに賛同する人たちも全国から続々と集い
天安門広場で座り込みを続けます
(゜~゜)ノぁぃ
政府側と学生側
両者は互いに譲ることなく
ついに6月4日の深夜
天安門広場を取り囲んでいた戦車が
一斉に広場に突入し
辺りに銃声が響き渡りました
(´~`)アァー
武器を持たない市民を
武力でなぎ倒していったのです
(´~`)アァー
国民の反乱が沈静化するまで
北京では市街戦が繰り広げられ
多数の死傷者が出たといいます
(当時の写真動画
(´~`)アァー
政治の民主化を許さず
一党独裁を続けたい共産党政権は
この天安門事件以降
義務教育において共産党の正当性を主張し
愛国教育を強めることになります
(o゜~゜)oホエ?
太平洋戦争時、日本の軍国主義に苦しめられていた自国を
救い出して新しい国家を建国したのが中国共産党であり
いかに日本が我々を苦しめたか
いかに共産党が偉大な存在であるか
といった内容です
(´~`)
国民の愛国心を高めるために必要なことは
仮想敵を作ることであり
そのために反日教育が行われたのです
(つ~`)
なのでかつて民主化を求めていた若者のデモは
この20年ぐらいでその教育の成果が出て
反日デモへと変わっていきました
(´ロ`)
そして共産党に都合の悪いことは厳しく言論統制され
天安門事件も中国国内ではタブーとなり
それがメディアやインターネットで話題になることはないそうです
(゜~゜)
なので知的エリートである北京大学の学生も
今の世代は天安門事件のことを知らない人が多いそうです
(゜ロ゜)ギョエ!!
そして天安門事件から今までの約20年間
中国はずっと右肩上がりの経済成長を続け
国民の生活はどんどん豊かになり
今後もますます豊かになっていくだろうという
明るい未来が開けています
(*゜ロ゜)ノ
なので国民から政権への不満は抑えられているのだけど
どこかで中国経済が行き詰ったり
深刻な不況に陥ったりしたら
そのとき国民の不満は爆発して
民主化を求める動きが再び強まると言われています
(´~`)
そうなったら
中国という大国は大きく揺らぐことになるでしょう
(´~`)
なので中国は今や世界を代表する経済大国でありながら
政治的に脆い構造をはらんでいて
今後どうなっていくのか予測がしにくいのです
( ´~`)ノハーイ
ちなみに中国では反日教育が行われているとはいえ
ふみっこは今までの3回の中国旅行で
反日感情や敵対心のようなものを感じたことは一度もなく
中国人の日本に対するイメージは
「日本は発展している豊かな金持ち国でうらやましい」
「日本に旅行に行ってみたい」といったものでした
(*゜ロ゜*)ハオハオ

共産党が自分たちの幸せを邪魔することなく、幸せと豊かさを後押ししてくれるのなら、別に文句をつけるつもりはない
これが中国人の考え方なのである
その意味で、急激な経済発展を遂げる現在の中国に、民衆による「民主化革命」が起こる余地はきわめて小さい

無論、今後数十年というスパンで見るなら、民主化の流れは避けられないだろう
特にインターネットの普及は、中国のこれからを占う上での大きな不安定要素だ
時代が動く「そのとき」がいつやってくるのかは、誰にもわからない
しかし中国の民主化ともなれば、隣国日本にとっても無視できない動きである

(加藤嘉一「われ日本海の橋とならん」)

by fumiblog | 2011-10-02 15:55 | 旅行 | Comments(4)
Commented by coca cola at 2011-10-02 23:28 x

ふみっこさんこんばんは。

確かに、インターネットの普及によって中国の方が構築してきた教育のベースを各々のインターネット検索などで崩されていかないのかな。と僕も思いますね。

そもそもグローバルな経済社会って何か、と考えたとき、もはや国を分けて考える事がおかしいんじゃないかと思いますね。

グローバル経済=世界は一つの市場なわけですね。

経済において、市場においてグローバルになった現代において、ベースになってる学問、教育、情報が違うっというかグローバルでないってことは、どこか無理が出てくるんじゃないかと思います。もちろん各々の国の文化の違い、なんてのは本当に素敵だと思いますし、大事にすべきなんですけれど。
Commented by fumiblog at 2011-10-03 23:37
coca colaさんこんばんわ(≧~≦)ノ
中国のインターネットは政府のパトロール部隊が数万人規模でいて、反政府的な動きがないか24時間体制でチェックしてるそうです(´~`)
天安門事件なども検索できないし、そういう関連ページもすべて見れなくて、YouTube、Facebook、twitterにもアクセスできなくて、その代わりに中国は自前でそれらに相応するサイトがあるけど、やはりそれらは検閲を受けています(´~`)なのでネットといえども情報統制が徹底してるんですよね
でも中国版のtwitter(Weibo)のユーザー数はすでに2億人になっているらしく、やはりインターネットが中国を変えていくキーになりそうですね(゜ロ゜)
Commented by coca cola at 2011-10-04 18:59 x

げ~(゜ロ゜)

そんなに激しく検閲されてるんですね(-.-)y-~

中国版のTwitterも、国民の考えや、意見を監視下に置く意図があるのかもしれませんね。

インターネットってどの国でも自由~なイメージがあったんで、そんな24時間体制の検閲なんてビックリです。

また日本はインターネットも恵まれているという気付きになりましたね。

あれだけの人数が、一つに統制されてるって、ちょっと脅威です。とてつもない力になりそうです。


その点お隣のモンゴルはのんびりした感じで良い人が多いみたいですね。

僕は昔近くのポニースクールで馬に乗ってましたので、モンゴルに行って馬に乗るツアーがあったんですよね。(僕は両親に行かせて貰えなかったんですけどね(涙))

で、行った人の話やビデオを見るに本当に優しい人が多くて、勝手に家に上がってもらってお菓子を食べるようにテーブルの上に用意してあったりするんですって。食べてあると喜ぶんですって。

お隣ですけど全然違う感じがしますね。
Commented by fumiblog at 2011-10-05 16:14
モンゴルは行ったことないですけど、一般的に田舎だと人が優しいっていいますね(o゜ロ゜)o
たとえばインドでも主要な見所があって観光客が多い北インドよりも、貧しい南インドの方が人がすれてなくて優しいと聞きます(´~`)
日本も都会よりも地方の方がゆったりしていて人に温かみがありますね(´~`)
世界中どこでも都会は生きていくだけでお金がかかるので、お金を稼がないと生きていけない的なプレッシャーがあって、人々は経済優先で冷徹になったり犯罪が起きたりしやすいんでしょうね(゜~゜)
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